10月25日、26日の2日間、横浜ガジェットまつり2019に参加しました。創造性支援・ファシリテーションロボット「ニコライ・フォン・ヒラメキノフ」の世界初公開の場として、富士ゼロックス横浜みなとみらい事業所にて、コンセプトとプロトタイプの展示をさせていただきました。
創造性支援・ファシリテーションロボットとは、新しい事業創出の時など、「アイデアを考えるための会議」の進行や構成をしてくれる「クリエイティブパートナー」です。
この「創造性支援・ファシリテーションロボット」というコンセプトは、シンギュラリティ大学グローバルインパクトチャレンジ2018(GIC)のファイナリストとして選出されたものであり (リンク:事業アイデアコンテスト、GIC 2018にて、ファイナリスト進出!)、Fuji Xeroxで開発されている創造性支援・マインドフルネス導入ロボットSHIROMARUの前身、大もとのコンセプトであったROXの思想と魂を引き継いだロボットになります。
ヒラメキノフ は、ROXのアイデアと外装のデザインを担当したプロダクトデザイナー、竹中明教氏に「ミッドセンチュリーのスペースエイジデザインを継承したロボット」というデザインコンセプトのもと、プロダクトデザインを担当していただきました。Fuji Xeroxはヒラメキノフ にとって聖地であり、この会場で世界初公開展示ができたことは大変嬉しいことだと思います。
実現が難しいとも思える「ロボットによるファシリテーション」は、クリエイティブ思考の研究で生まれた「ファシリテーターに依存しない汎用性のあるアイデア発想法」二極ブレインストーミングの完成と実践、3DプリンターやCNC回転旋盤などのデジタル手工業の普及とシェア工房 Techshop Japanの協力、ラズベリーパイなどのマイコンの普及、そして、3Dモデリングの汎用化により、実現可能となりました。
ヒラメキノフの開発と同時に、クリエイティブ思考協会で提供している創造性を高めイノベーションを目指す研修「クリエイティブ・コアトレーニング」も紹介させていただきました。http://creativeintelligence.or.jp/dl/cct.pdf
横浜ガジェットまつり2019は今年で5年目になる横浜のクリエイティブ、ものづくりの祭典で、弊社大川陽介がFUJI Xerox時代に関わっていた大イベント。今年も規模を大幅に拡大し、大盛況のうちに終わりました。
Creative Partner: Nicolai von Hiramekinov Project
Creative direction: Tetsuya SHIBA, Yosuke OHKAWA, Ikue UENO
Art direction: Tetsuya SHIBA
Product Design: Akinori TAKENAKA
Hardware Development: Tetsuya Shiba
Software Development: Tetsuya SHIBA, Suguru OHKI